ドクターシーラボ(本社東京都、石原智美社長)の持ち株会社、シーズ・ホールディングス(HD)が9月11日に発表した18年7月期連結業績における売上高は、前期比18.7%の509億3800万円だった。卸販売が業績をけん引し、増収に貢献。昨年11月に子会社化した、脱毛サロンを展開するセドナエンタープライズ(本社東京都、小杉裕之社長)の売り上げも加わった。
ドクターシーラボ事業の販路別売上高は、通信販売が同1.2%増の231億5100万円、卸販売が同19.0%増の116億7100万円、対面型店舗販売が同11.6%増の45億円、海外事業が同3.9%増の36億7500万円だった。
通販事業は、休眠顧客の復活やアマゾンへの出店が増収要因となった。復活顧客数は前の年と比べて60.5%増加した。ただ、自社ECサイトでの販売額は低下している。
ネット通販売上高のシェア率は前期から6.5ポイント上昇し、47.9%となっている。セドナエンタープライズの売上高が加わったエステ・サロン事業の売上高は同198.3%増の79億3900万円だった。
同期の営業利益は、同2.1%増の87億4700万円、経常利益が同0.8%増の88億3500万円、当期純利益は同4.6%減の57億900万円だった。台湾・香港・シンガポールに拠点を置く子会社の事業譲渡が純利益の減少に影響した。
シーズ・ホールディングス 18年7月期/売上高509億円/卸が業績けん引し、18%増収
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