シーボン/「角質ケアが最重要」/皮膚科医が夏の肌ケアを指南

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皮膚科医の赤須玲子氏

皮膚科医の赤須玲子氏

 化粧品のサロン販売を行うシーボンは8月31日、同社の顧問皮膚科医の赤須玲子氏による、夏の肌のケア方法に関するセミナーを実施した。紫外線など夏の肌にダメージを与える要因について解説。正しい手入れの方法や、女性が抱きがちな誤った認識について紹介した。赤須氏は「夏の肌ケアは、古い角質を除去することが最も大事だ」と話し、同社のトリートメント美容液を推奨した。
 同社の顧問皮膚科医の赤須氏によると、夏の肌は、紫外線・汗・皮脂の主に三つの要因でダメージを蓄積しているという。紫外線は皮膚のメラニン色素を刺激するだけでなく、肌を乾燥させ、赤ら顔の原因になることもあるとしている。
 赤須氏は、過去に診察した患者の「ニキビダニ」の症状についても紹介。同症例では、患者が皮膚の水分を保つ目的で、顔を全く洗わなかったことから、皮脂が必要以上に蓄積。皮脂が毛穴を拡げ、常在菌のニキビダニのエサを大量に生み出してしまったという。赤須氏は「テレビや雑誌などの、もっともらしい説明を真に受け、誤った肌ケアの認識を持つ人は多い。皮膚科医や肌ケアの専門家に相談することを薦める」と話した。
 赤須氏はこうした紫外線や皮脂によるダメージを防ぐためには、古い角質を除去するケミカルピーリングが有効であると解説。ケミカルピーリングと同様の効果を持ち、同社のロングセラーとなっている美容液「フェイシャリスト FPプログラム」についても紹介した。赤須氏は、シーボンの販売員のフェイシャリストに、肌ケアの理論について講習することもあるという。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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