白鳥製薬/新規乳酸菌の共同研究契約締結/来年中には商品化へ

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 医薬品原薬や食品原料の製造などを行う白鳥製薬(本社千葉県、白鳥悟嗣社長、(電)047—453—3161)はこのほど、医薬品開発などを行うゲノム創薬研究所(本社東京都)と、自然免疫活性化作用が期待できる、植物由来の新規乳酸菌「Weissella hellenica(ワイセラヘレニカ) 0916—4—2(以下Wh0916)」について、共同研究契約を締結したことを明らかにした。今回の戦略的提携により、白鳥製薬は、「Wh0916」について、研究・開発・製造・販売を行う独占的通常実施権を得たことになる。早ければ来夏、遅くとも来年中には商品化する考えだという。
 「Wh0916」は、ゲノム創薬研究所の顧問を務める関水和久・東京大学名誉教授が発見した、経口摂取可能な乳酸菌。緑膿菌に対して非常に強い増殖抑制効果を示すことが確認されている。緑膿菌の増殖抑制にとどまらず、より広範な免疫賦活化機能を持つことも期待されている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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