アイビー化粧品 18年4—6月期/新商品好調で増収/営業損失も縮小

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 アイビー化粧品の18年4—6月期(第1四半期)の単体売上高は、前期比6・4%増の4億4700万円だった。6月に発売したスキンケアの新シリーズ「リホワイト」が好調だったことが増収につながった。前年は6億3100万円だった営業損失は、販社大会の開催を控えたこともあり、5億1200万円に縮小した。
 同社の中山聖仁常務は、「当社では毎年、第1四半期に経費を多く使う傾向があるため、今期も第1四半期は赤字となった」と話した。18年4—6月期は、9月から始まる同社の主力美容液「レッドパワーセラム」の販売キャンペーンに向けて、販社の組織づくりのためのイベント費用や、販売員の教育機会の拡大などに資金を投入したという。
 昨年同時期に開催した、大規模な販社大会について、18年は開催を控えたため、前年同期比で販管費を8400万円削減できたという。
 「リホワイト」シリーズは、同社主力の「レッドパワーセラム」「ホワイトパワーセラム」に次ぐ新商品として発売された。現在「クリアアップ・ローション」と「クリアアップ・クリーム」の2種類を展開しており、19年3月期中にそれぞれ5万本の売り上げを達成することを目標にしている。
 同社では例年、9月と3月に販社から注文が集中する。19年3月期は、売上高が前期比1・3%増の57億円になると予想しており、営業利益は7億円、当期純利益は4億円を見込んでいる。

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