ヤクルト本社 18年4—6月期/ヤクルト400類が横ばいに/乳製品と化粧品合計は1.8%増に

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む

 ヤクルト本社の18年4—6月期(第1四半期)における、乳製品と化粧品の合計売上高は前年同期比1.8%増だった。ヤクルトレディ(YL)が扱う宅配専用商品「ヤクルト400類」の販売本数は同0.1%減。1日あたり357万本が売れた。連結業績はアジアが好調で、増収増益になった。
 宅配チャネルは、乳製品乳酸菌飲料「ヤクルト400」「ヤクルト400LT」について、既存顧客の継続飲用の促進と新規顧客の獲得で新施策を展開した。
 17年10月に、ウェブ注文ができる「ヤクルト届けてネット」を関東地区限定で開始。6月1日にはエリアを東北、関東、中部、近畿(一部対象外のエリア)に広げた。
 宅配組織の強化を図るため、YLの働く環境整備を推進し、採用活動を継続実施した。
 化粧品については、オリジナル保湿成分「S.E.(シロタエッセンス)」の「価値普及」に重点を置いて営業を推進。基礎化粧品の主力ブランドである「パラビオ」「リベシィ」「リベシィホワイト」を中心とした、カウンセリング型訪問販売を継続して展開することにより、愛用者の拡大に努めた。
 5月には、虫歯・歯周病予防と美白効果を強化した薬用歯みがき剤「ヤクルト 薬用アパコート S.E.<ナノテクノロジー>」をリニューアル。少量サイズの「ヤクルト 薬用アパコート S.E.<ナノテクノロジー> ポータブル」を新たに投入し、利便性向上と増収を狙った。その結果、「化粧品」売上高は前年同期比5.1%増の18億2500万円だった。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

Page Topへ