ネクステージグループ/採用・研修のノウハウ提供へ/9割がリピートの「野外研修」と提携

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佐々木洋寧社長

佐々木洋寧社長

 リフォーム訪販のメッドコミュニケーションを傘下に持つネクステージグループ(本社東京都、佐々木洋寧社長)は、同社の採用や社員教育のノウハウを商品化し、外部企業に提供する事業を開始する。多くの企業から支持されている研修プログラムを提供する(一社)日本野外研修ワークショップ協会(本部山梨県)と業務提携。オリジナルの研修プログラムを開発し、19年に提供を開始する予定だとしている。
 同社が提供する予定の採用・研修プログラムの名称は「HRC GROWS(仮、エイチアールシーグロウス)」。19年に提供を開始することを予定している。
 同社では、採用活動の一環として、一次面接を通過した応募者に、外部の野外研修プログラムを受けてもらう取り組みを行っている。野外研修プログラムは、タレントの清水国明が代表を務める日本野外研修ワークショップ協会が監修した研修方法。多くの企業が社員研修に利用しているという。利用した企業からの同プログラムへの評価は高く、研修を利用した企業の90%が再び利用するのだという。
 ネクステージグループでは、内定者に対しても、この野外研修を実施している。同研修導入後は、入社前から新入社員同士のコミュニケーションが活発になる傾向が見られた。「一緒に働こう」と内定者同士で声を掛け合うことが、内定辞退や入社後の離職防止にも大きく貢献しているという。
 同協会の研修プログラムによって、社員教育の実績を多く作ることができたため、ネクステージグループは同協会と業務提携を行うことになったという。8月からは、ネクステージグループが同協会の研修プログラムの販売を行ったり、問い合わせ業務を行ったりする形で、研修プログラムの提供を行う。
 19年をめどに、同社の成功事例を基にした、オリジナルの研修プログラムを開発し、提供を開始する予定だという。
 ネクステージグループの佐々木洋寧社長は、「この野外研修プログラムは非常に効果が高い。もっと世間に広めたいと思い、業務提携に至った。当社の新卒採用のノウハウを加えてカスタマイズし、オリジナルのプログラムとして提供していく」と話している。
 ネクステージグループでは、16年4月に新卒者の採用を開始して以来、年々採用人数が増加している。18年4月には29人が入社、うち25人がメッドコミュニケーションズで営業職に就いている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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