ポーラ/販売員のがん検診・治療を支援/組織のオーナーには人間ドックも

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 ポーラは7月から、販売員であるビューティーディレクター(BD)の健康管理や、がん治療について費用負担を行う、福祉共済事業を強化した。BDのがん検診にかかる費用を年1万円補助する。BD組織のトップであるグランドオーナーに対しては、人間ドックに相当する総合検診の費用を全額補助する。
 ポーラでは18年4月から、「がんと共に生きる」ためのサポートプログラム「がん共生プログラム」をスタートさせていた。BDやポーラの社員が、がんを早期発見できたり、治療と仕事を両立できたりする環境を作っていくことが目的だ。
 7月からは、BDが会員相互扶助組織である「ポーラ福祉共済事業団」に加入していると、がんの検診にかかる費用のうち年間上限1万円を、事業団が補助する取り組みを開始した。
 がんの治療中・療養中のBDに対して最長24カ月間手当を保証する「療養支援制度」も開始した。
 月商1000万円以上のグランドオーナー220人については、人間ドックに相当する総合検診「GOドック」の費用をポーラが全額補助する。
 同社では、社員やビジネスパートナーの仕事に、けがや病気による影響が出ないような環境を作るのも、ポーラが目指す「共創型ブランド価値経営」の一環だと説明している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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