シーボン 18年3月期/販売力の向上が顕著に/新規・継続来店が減少も売上増

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 シーボンの18年3月期の売上高は前期比0.6%増の125億6400万円となった。「新規来店者数」は前期比0.03%減に、「既存顧客数」も同0.02%減にそれぞれなり、顧客数はわずかに減少した。一方で、新規・既存ともに売上高は伸長した。契約率や契約単価が伸長したとしている。
 新規顧客による売上高は、前期比7.9%増の13億6000万円となった。既存顧客のリピート購入による売り上げは、前期比0.2%増の107億1200万円だった。17年中に、新規顧客を重点的に接客するフェイシャリストを配置したことが増収の要因となった。継続率向上を図るための接客術について、教育を強化したことなども増収に影響したとしている。
 営業利益は75.9%増の5億2100万円となった。営業利益が大幅に増加したのは、フェイシャリストの減少に伴い、人件費が減少したためだという。18年3月期中には、引退や産休などのさまざまな要因で、フェイシャリストが約5%減少したという。フェイシャリストの接客力の向上と、採用の強化に、今後も引き続き取り組んでいくとしている。
 なお、18年3月期の、ウェブ広告による集客は、前期比で74.6%増加した。その結果、20〜30代の若年層の来店も増加しているという。一方で、新規来店者の若年層には単価が低い傾向があるため、継続顧客に引き上げていくことも今後の課題だとしている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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