【流通大手がデジタル加速】 〈イオン〉米EC企業に出資/〈セブン〉リアルデータ取得

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イオンが出資したBoxedサイト

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 流通大手のイオンやセブン&アイ・ホールディングス(セブン&アイ)がデジタルシフトを加速している。イオンは4月11日、米国の新興EC企業に出資すると発表。高度な物流システムやデータ活用のノウハウを吸収し、自社のEC事業に生かす。セブン&アイは6月、新サービスを開始し、リアル店の購買データを収集する。ネットとリアルの購買データを基に商品提案・開発の精度を高める。
 イオンが出資するBoxed(ボックスド、本社ニューヨーク州、チェ・フアンCEO)は、ECに特化し、箱売りによる低価格販売で急成長している。イオンはボックスドの物流やデータ活用のノウハウを吸収し、自社のEC事業に生かしたい考えだ。
 イオンは19年2月期にインフラに1107億円投資する。EC事業には284億円を、IT・物流には823億円を投資する計画だ。インフラ投資の一環としてボックスドに出資し、ノウハウの早期取得を図る。
 ボックスドは13年設立のベンチャー企業で、高度に自動化された物流システムや人工知能(AI)を活用した高い商品提案力を有しているという。

(続きは、「日本流通産業新聞」4月19日号で)

「セブンマイルプログラム」が6月スタート

「セブンマイルプログラム」が6月スタート

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