ニトリホールディングス 18年2月期/通販売上高35%増/アプリでECへの送客を促進

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 ニトリホールディングス(HD)の18年2月期の通販売上高は、前期比35・0%増の305億円だった。自社アプリの機能を追加し、店舗からECへの送客を促進した。全体の売上高に占める通販の割合は同0・8%ポイント増上昇して5・3%となった。
 自社アプリに「手ぶらdeショッピング」の機能を昨年6月に追加した。店舗の売り場に記載している商品バーコードを読み取り、アプリ上のリストに商品情報を保管。リストからECサイトにアクセスし、商品の購入や発送の手続きを行う仕組みだ。同時期に池袋や渋谷といった都市部への出店を強化することで、ECサイトへの集客につなげた。
 ECサイトの商品画像やトップページの刷新も行った。四半期別の通販売上高は第2四半期以降、前年同期比で35%以上増加した。
 決算説明会で白井俊之社長は、「ネットへの誘導を促進することで、店舗における作業コスト削減につなげている。ユーザーの利便性を高めるには、ECサイト、店舗の相互活用が重要だ」と強調した。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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