葵/CtoC教育事業に参入/オンライン講座受講者に利用促す

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教師と生徒をつなぐCtoCプラットフォーム「家庭教師のコムンズ」

教師と生徒をつなぐCtoCプラットフォーム「家庭教師のコムンズ」

 Z会グループでオンライン学習サービスを提供する葵(本社東京都、石井貴基社長)は2月26日、CtoCの教育サービスを提供すると発表した。教師または生徒としてサービスに登録した個人をマッチングする。生徒側が教師に支払う授業料から中間マージンを徴収し、新たな収益源にする考えだ。オンライン講座「アオイゼミ」の登録者数は40万人を超えており、受講者にも利用を促す。4月をめどに提供を始める。
 「家庭教師のレコンズ」は教師と生徒をつなぐプラットフォーム。教師が葵に支払う手数料は授業料の約20%。葵の調べによると一般的な家庭教師派遣会社は授業料の50〜60%を手数料として徴収しているという。手数料は授業の満足度など、教師の評価による変動制を検討している。
 同日、公式サイトを開設し、教師・生徒の事前登録を開始した。Z会やアオイゼミの受講者にサービスの併用を促す。過去の受講者にもサービス内容を案内し、教師としての登録を勧める。
 石井社長は「CtoCプラットフォームの形を取ることで、手数料を抑えられている。Z会グループで培ったノウハウを教材作成などに生かしていく」と話す。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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