ワールド・フューチャー、事業停止/ずさんな経理も経営悪化に拍車

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 宣伝講習販売のワールド・フューチャー(本社千葉県、佐藤明治社長)は1月24日までに事業を停止した。事後処理を、田中健太郎弁護士(弁護士法人東京スカイ法律事務所、(電)03―6265―1870)に一任した。東京商工リサーチによると負債総額は調査中だという。
 ワールド・フューチャーは、2005年1月24日に設立。無添加食品や栄養補助食品、健康器具などを商材に、首都圏を中心に宣伝講習販売(移動店舗)で展開。富裕層をターゲットに徐々にリピーターを増やして事業を拡大させていた。
 しかし、個人消費の低迷により売り上げは伸び悩み、資金繰りが徐々に悪化。移動店舗を閉鎖し、会員向けの販売に切り替えていた。その後も業績が低迷し、資金繰りの悪化に歯止めがかからず、不鮮明な資金の流れや規模に見合わない経費など、ずさんな経理も経営悪化に拍車をかけ、今回の措置に至ったという。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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