ナック/既存顧客の単価アップに成功/「ポイント」「副商材」で囲い込み

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発売以来販売台数もジョジョに伸びてきている珈琲マシン「Caffitaly」

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 「クリクラ」ブランドで水宅配を手掛けるナックは、既存顧客の単価向上に注力し利益確保を進めている。水素商材やコーヒーマシンなどの副商材の販売が客単価の向上に貢献。特産品などと引き換えが可能なポイント制度を17年1月に導入したことも単価増につながっているという。
 ナックの17年4―12月期(第3四半期)における「クリクラ」事業の売上高は、前年同期比0.1%増の100億6100万円だった。一方、営業利益は同287.2%増の4億400万円となった。既存顧客の単価アップ戦略を推進しつつ、新規獲得に向けた広告費を大幅に削減したことが、利益確保につながった。
 17年1月からは「クリクラ」ユーザー向けのポイント制度を開始した。ウォーターボトルや副商材の購入価格に応じてポイントが付与される仕組みで、ポイントは地方特産品などと引き換えることができる。同制度は、顧客継続率や副商材の販売促進に役立っているという。

(続きは、「日本流通産業新聞」2月15日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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