ヤマトHD/試着後に購入判断/アパレルECの実験開始

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 ヤマトホールディングス(ヤマトHD)は1月4日から、ECで注文したアパレル商品を店舗で試着した後、購入を判断できる実証実験を開始した。都内のショッピングセンター内に試着スペースを用意。専門スタッフが商品の試着から決済、受け取り、返品に対応する。ユーザーは試着後に購入を判断できるため、安心してECを利用できる。アパレルEC事業者は、ユーザーとのタッチポイントが充実できるほか、出店や配送コストの削減が図れる。
 都内大森にある「アトレ大森店」内に「フィッティングステーション」を設置した。ユーザーがECで注文したアパレル商品は「フィッティングステーション」に取り寄せ、試着、購入、返品できる。
 実証実験に参加するアパレル事業者は、かねまつと三陽商会。ディノス・セシールも2月6日から参加する予定。実験期間は1月4日~3月30日まで。
 「フィッティングステーション」を利用したアパレルの試着サービスは、現場初のアイデアを具現化するヤマトグループの新事業提案制度「ニュー ヴァリュー チャレンジ」から生まれた。
 今回の実証実験をもとに、18年度中(18年4月以降)の実用化に向けて取り組んでいくとしている。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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