メッドコミュニケーションズ/新規事業立ち上げ/宝石リフォームに参入

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 住環境サービスの提供を行うNEXTAGE GROUP(ネクステージグループ)のグループ企業であるメッドコミュニケーションズ(本社東京都、佐々木洋憲社長)は1月、ジュエリー事業部を立ち上げた。同事業部では、古くなった宝飾品の修繕やリフォームを行う。既存顧客を対象にサービスの提案をし、収益拡大につなげる狙いがある。
 使わなくなったり古くなったりした宝飾品が家で眠っているという人は多い。同事業部では、そういった人に向けて「ジュエリーリフォーム」をテーマとしたセミナーを開催。ジュエリーリフォームの個別相談を無料で受け付ける。ジュエリークリーニングのサービスも、1人3個までなら無料で提供する。セミナーに来た人がリフォームを希望した場合にのみ、専門の職人がジュエリーを預かる。後日完成品を顧客まで届けるシステムで、セミナーでのジュエリーの買い取りや販売は行わない方針だ。
 ネクステージグループが主力として展開する住環境サービス事業の顧客には、シニア層が多い。そういった層は特に、使わない宝飾品を持て余して困っていることが多いという。今回の新事業はそうした既存顧客の潜在需要に応えつつ、売り上げも伸ばすのが狙いだ。
 同社では17年4月に、サプリメントの販売や、健康に関するセミナー運営を行うサプリメント事業部を立ち上げている。同事業部の発足にも、既存のシニア顧客層の健康需要に応える狙いがあったと言う。17年12月までの約9カ月間で、サプリメント事業部のみの売り上げは約1億円。事前の想定以上に好調だったという。
 同社では、「新規顧客の開拓はもちろん重要だが、最重要視しているのは既存のお客さまとの関係性。お客様のためになるようなら、新しい施策でも積極的にやっていきたい」(広報)と話している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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