日本イーコマース学会/通販業界に新団体/AIなどの技術活用を研究

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9月13日に設立

9月13日に設立

 一般社団法人日本イーコマース学会(本部東京都、西村昭治代表理事)がこのほど設立された。アウトドア用品ECのミネルヴァ・ホールディングスの中島成浩社長や早稲田大学の西村昭治教授らが中心となり立ち上げた。通販事業に人工知能(AI)や仮想現実(VR)などの最新技術をいかに応用するかを研究し、成果を参加する通販事業者と共有する。全国に支部を作り、広く参加企業を募る予定だ。
 理事に名を連ねている中島社長やECコンサルティングを行うISSUNの宮松利博社長などは2年前から、AI活用を研究するコンソーシアムに参加していた。コンソーシアムでは早稲田大学の研究室とともに、通販へのAI活用に関する議論を繰り返してきた。
 こうした研究をさらに深めるとともに、多くの通販事業者にも情報を共有するため、学会を立ち上げた。全国に支部を作り、希望する通販事業者の参加を募っていく。通販事業での現場で実証実験を行い、その結果を共有することで、技術活用の制度を高めていく。
 テーマはAIにとどまらず、VR、ビッグデータ、拡張現実(AR)、音声認識デバイスなど幅広い。年明けから活動を本格化し、組織体制を整備していく。来春に決起イベントの開催を予定している。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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