日本トリム18年3月期/一括販売、レンタルで業績回復へ/通期売上高予想を下方修正

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森沢紳勝社長

森沢紳勝社長

 職域販売を中心に電解水素水整水器を販売する日本トリムの整水器販売が落ち込んでいる。17年4―9月期(中間期)の連結売上高は前年同期比14.5%減となる69億4400万円だった。中間期業績の伸び悩みを受けて、通期の売上高予想を当初発表より19億5000万円少ない140億800万円に下方修正した。同社では、(1)職域販売での「販売先企業の一括購入」の推進(2)レンタルをはじめとした新たな販売手法への挑戦(3)新製品「トリムイオンGRACE(グレース)」の拡販ーーーに務めることにより、業績回復を目指していく。
 同中間期のウォーターヘルスケア事業の売上高は前年同期比15.6%減の64億9800万円となった。セグメント別の売上高も軒並み2桁減となった。「職域販売」が同23.0%減の19億8800万円、「取付・紹介販売」が同20.1%減の8億5000万円。「店頭催事販売」が同39.4%減の2億4000万円。「卸・OEM」が同42.2%減の4億6200万円だった。「アフターサービス部門」も同16.6%減の1億4100万円で、整水器販売の合計は同26.5%減の36億8300万円となった。
 森澤紳勝社長は減収の要因について「主力商品を、『トリムイオンGRACE』に切り替える作業などが影響し、販売効率の回復が遅れた」と説明しているが、16年中に行われた、水素に関連する行政の発表などの影響が尾をひいているもようだ。

(続きは、「日本流通産業新聞」11月9日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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