アスクル/生鮮EC、11月末スタート/「ロハコ」と「オムニ7」相互送客も

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 アスクルは11月28日、セブン&アイ・ホールディングスと共同で生鮮食品のEC事業「IYフレッシュ」を開始する。アスクルの日用品ECサイト「LOHACO(ロハコ)」と、セブン&アイのECサイト「omni7(オムニ7)」の相互送客も11月16日から開始する。
 「IYフレッシュ」は、セブン&アイが取り扱う生鮮食品をアスクルの配送ルートで顧客に届けるサービスで、30~40代の女性を主なターゲットに設定している。サービス開始時は、約5000商品を取り扱う。オリジナルミールキットや、加工・カット済みの食材などを取り扱うことで、従来のネットスーパーとの差別化を図る。
 ロハコの商品と合わせて注文金額が4500円(税込)以上の場合は配送手数料が無料。4500円(同)未満の場合は350円(同)がかかる。まずは都内新宿区と文京区でサービスを開始し、対象エリアを順次拡大していく。
 アスクルが昨夏から提供している自社配送サービス「Happy On Time(ハッピー・オン・タイム)」で配送する。1時間単位で受け取り時間の指定ができ、到着予定時刻を30分単位で顧客に通知する。「ロハコ」における同サービス利用時の顧客の不在率は2.2%(8月度時点)となっている。
 「ロハコ」と「オムニ7」の両サイトはともに、30~40代の働く女性や子育て中の女性が主な顧客となっている。「ロハコ」が日用品を主力としているのに対し、「オムニ7」は食品、本、ソフト系が強み。両サイトの商品検索結果ページ内で、検索結果に関連した商品ページに誘導することで相互送客を推進する。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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