資生堂/動画ECで若年層開拓/シーチャンネルと商品開発

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共同企画商品を発表した資生堂の魚谷雅彦社長(写真左)とC channelの森川亮社長

共同企画商品を発表した資生堂の魚谷雅彦社長(写真左)とC channelの森川亮社長

 資生堂は10月11日、動画メディアを運営するC channel(シーチャンネル)と共同で、若年層向け商品を開発・販売すると発表した。人気インフルエンサーの意見を取り入れ、トレンドを反映した商品を企画。第1弾商品のヘアカラーパウダーは10月20日、シーチャンネルが運営する動画ECサイト限定で発売する。資生堂はシーチャンネルと組むことで、若年層に受ける商品を作るとともに、動画で訴求したい考えだ。
 第1弾商品はヘアカラーパウダー「S ヘアチョークパレット」。ワンデータイプで、好きなときに髪の色を変え、すぐに色を落とすことができる。ハロウィーンや学園祭などのイベント時に使用したり、放課後や休日だけ雰囲気を変えたりするような利用シーンを想定している。カラーは5色を用意した。
 インフルエンサーの意見を取り入れ、商品の色やパッケージ、名前を決めた。実際に「色はくすんだ感じがいい」「パッケージは薄型がいい」などの意見を参考に、「SNS映え」を意識した商品を開発したという。
 資生堂は15年12月期からの6カ年の中期経営計画の中で、後半の3年間で新規事業に挑戦する方針でいた。3年目にして新規事業に着手。シーチャンネルとは今年4月から協業を模索し、半年ほどで新商品の発売まで至った。

(続きは、「日本流通産業新聞」10月12日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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