アサンテ/営業改革に現場の遅れ/減収続くもコンプライアンス強化断行

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 シロアリ防除施工を手掛けるアサンテが、コンプライアンス強化を断行している。コンプライアンスの徹底を図る営業改革に対する現場の対応が遅れており、第1四半期(17年4―6月期)の売上高は前年同期比3.0%減の40億2500万円となった。同社は今後もコンプライアンス強化を継続する。一方で販売効率の底上げも図っていくという。
 同社は17年1―3月期(純第4四半期)からコンプライアンスのさらなる強化に着手している。1月にコンプライアンス本部を立ち上げ、コンプライアンス業務を一元化。書面を作り直したほか、消費者クレーム防止の取り組みの徹底にも乗り出している。
 営業現場では、コンプライアンス強化により、営業効率が低下している。契約書面と確認書面を合わせて、書面は合計7種類。高齢者に渡す「近親者確認書」や、営業に問題がなかったか確認する「チェックシート」などが枚数を増やしている。現場と顧客の意見を集めて、書面のやり取りの簡略化と効率化を今後は行っていくという。

(続きは、「日本流通産業新聞」8月31日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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