京東集団/ヤマトと保冷物流強化/生鮮品の24時間配送目指す

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説明会に登壇するJD.com・劉強東CEO

説明会に登壇するJD.com・劉強東CEO

 中国EC大手の京東集団(JD.com)は7月12日、ヤマトホールディングス(HD)と提携に向けた検討を行う基本意向書を締結した。今回の提携で中国国内や越境ECにおける保冷物流を強化したい考えだ。国内の生鮮品を24時間以内に中国の消費者に届けるサービスの提供を目指す。ヤマトHDとは今年頭の提携からさらに協力関係を深めていく。
 JD.comは日本製品の越境EC販売をさらに推進するために、ヤマトHDと提携している。今回、さらに強固なパートナーシップを組むことで保冷物流サービスの共同開発を目指す。
 「ヤマトHDとはコールドチェーン(保冷物流)をはじめとする協力範囲を拡大する。日本はもとより世界市場へ広がるヤマトHDのネットワークを活用することで、世界のビジネスパートナーが当社が抱える2億3650万人のアクティブユーザーへリーチすることが可能になる」(JD.com.劉強東CEO)と話す。
 日本企業の生鮮品や加工品などの越境ECも強化したい考えだ。
 JD.comは17年頭に、ヤマトHDと日本企業の中国市場進出支援において、戦略的パートナーシップを提携した。両社は日本企業の中国向け越境ECを支援するため、フランクジャパン(本社東京都、田中継東社長)に出資、ワンストップサービスを構築していた。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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