上場水宅配企業17年3−4月期/6社中3社が増収増益/ナック、TOKAIも黒字転換

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 上場水宅配企業の17年3月期、同4月期の業績が出そろった(=表参照)。6社中3社が増収増益となった。前年同期に営業赤字だったナック、TOKAIも黒字転換し、利益面の改善が進んだ。17年6月にナックとアクアクララが合弁会社を立ち上げるなど、水宅配企業の「利益確保」「コスト」への意識は引き続き高まっている。

 「クリクラ」ブランドで水宅配を展開するナックは、販管費の見直しなどを行うことにより、利益を確保した。17年3月期の営業利益は2億7400万円の黒字(前期は2億100万円の赤字)となった。
 「うるのん」ブランドなどで水宅配事業を手掛けるTOKAIホールディングスも、広告宣伝費の抑制を始めとした販管費の見直しを行い利益改善につなげた。17年3月期のセグメント利益は1億100万円の黒字(前期は12億7500万円の赤字)となった。
 プレミアムウォーターホールディングスは、16年7月にウォーターダイレクトとFLCが経営統合したため、17年3月期業績は、大幅な増収となった。加えて「積極的な広告投資を行い売り上げ増につなげた」としている。

(続きは、「日本流通産業新聞」7月6日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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