フォーデイズ17年3月期/売上高は8.1%増に/健康食品、化粧品ともに増収

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 健康食品、化粧品を販売するネットワークビジネス(NB)大手のフォーデイズ(本社東京都、和田佳子社長)は6月16日、2017年3月期決算を発表、主力製品の核酸ドリンク「ナチュラルDNコラーゲン」や新製品の売り上げが好調で、17期連続増収となった。売上高は前期比8.1%増の429億4900万円(税抜)だった。会員数は前期よりも約2万人増の32万人。
 「ナチュラルDNコラーゲン」単体の売り上げは同2.3%増の287億7100万円と好調を持続。99年12月の発売以来、現在までの累計販売本数は5000万本を超えているという。NB業界では初の機能性表示食品として注目を集めたアイケアサプリメントの「アイリフレ クリア」、核酸配合の「ナチュラル ルナ マザー」、顧客と協創して開発した「エレン」といった新製品も順調な出足をみせたとしている。
 17年1月にリニューアル発売した「アミノアクティ—EX BCAA&グルタミン」も前期実績を上回る好調ぶりということで、主力の核酸ドリンクを除いた健康食品の売り上げは、前期に比べ43.4%増の77億7400万円と大きく成長。健康食品事業の売上高は9.0%増の365億4500万円で推移した。
 化粧品事業は、ベースメイク製品のリニューアルを実施。大型製品の投入はなかったものの売上高は同3.2%増の64億400万円と堅調に推移した。
 次期は引き続き製品戦略を重要方針と位置づけ、「エレン」や今年4月に発売した美容ドリンク「ムーサ エッセンス ドリンク」など差別化した製品群を提供する。またアジア地域での営業を強化しグローバル展開を加速させる。6月25日には香港がグランドオープンする予定だ。これらにより、18年3月期の予想売上高は454億円(税抜)を見込んでいる。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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