ヤマノビューティメイト/本社主導で販売組織改革/年内に代理店900人増員目指す

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 ヤマノビューティメイト(本社東京都、山野幹夫社長)は、17年3月以降、同社の化粧品販売を行う代理店組織の改革に乗り出しており、代理店の大幅増員に成功している。本社主導で、代理店増員に向けた勉強会を開催するようにしたところ、3カ月ですでに300人が新規代理店として登録したという。同社では、17年11月期中に900人の増員を図りたい考えだ。
 現在ヤマノビューティメイトの代理店は全国で約1500人。自宅に「デミサロン」としてサロンを開設している代理店が約1000人、従来型の訪販の代理店が約500人となっている。
 17年3月以降は、それまで代理店に登録するために必要としていた「承認金」を廃止。ヤマノビューティメイトの商品を気軽に販売できるようにした。
 最高級スキンケア商品「琥珀センチュリーSHIRO—白—」の7月21日発売に向けて同社では17年3月、ヤマノビューティメイトの代理店希望者に向けた勉強会を本社主導でスタートした。勉強会は、全国数十カ所で週1回のペースで開催、商品や販売に関する情報提供を行う。
 5月30日までの約2カ月ですでに2000人を動員しており、うち300人が代理店として新規登録したという。各地の勉強会には山野幹夫社長が出席し、創業者の山野愛子氏が考案した「どろんこ美容」について紹介することもあるという。
 ヤマノビューティメイトはこれまで、新たな販売員の獲得は、それぞれの代理店の組織に委ねており、本社がサポートする形で勉強会などを行うことはなかった。本社主導で勉強会を開催していくことにより、代理店販売の体制強化を図っている。

(続きは「日本流通産業新聞」6月8日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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