ハーバー研究所17年3月期/売上、純利益が過去最高/主力の新商品と全国イベントが奏功

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 ハーバー研究所の17年3月期の連結売上高は、前期比8.9%増の161億3500万円となり、売上高と純利益が過去最高を更新した。昨秋、主力化粧品の美容オイル「スクワラン」の新商品として投入した植物由来の「スクワラン2.」が寄与し、基礎化粧品の売り上げが拡大。全国でのプロモーションイベントを積極的に実施し、新規顧客数も増加した。
 営業利益は同16.0%増の17億6900万円、経常利益は同13.7%増の17億4800万円、純利益は同23.5%増の12億1300万円だった。
 販路別の売上高をみると、通販が同5.0%増の86億6300万円、百貨店卸が同20.8%増の22億3000万円、その他卸が同12.8%増の9億8200万円、直営店が同5.2%増の9億8200万円だった。
 3月時点の百貨店の店舗数は53店舗で、直営店は22店舗。いずれも前年から増減はないが、テレビCMや全国でのイベントで認知が拡大して来客数が伸長した。このほか、通販と店舗の垣根をなくして顧客と接する方針のもと、通販で獲得した顧客も店頭で美容部員からの接客を受けに行くような取り組みを行い、継続率の向上を図っている。

(続きは、「日本流通産業新聞」6月1日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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