フォーチュンインターナショナル/格安スマホの取扱開始/既存会員の囲い込みを図る

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梶原正史社長

梶原正史社長

 日用品を販売するフォーチュンインターナショナル(本社福岡県、梶原正史社長)は5月中旬にも、NBの商材として格安スマホの取り扱いを始める。既存会員の囲い込みとともに、新規顧客の獲得を目指したい考え。
 格安スマホのサービス「もしもシークス」を展開するエックスモバイル(本社東京都、木野将徳社長)と提携する。同社は基本料金980円に加えて、1800円の電話かけ放題プランやパケットプランなどを展開している。
 スマホ本体はアップルの「iphoneSE」(32ギガモデルで税別4万4800円)やエイスースの「ZenFoneGo」(税別1万9800円)などスマホ本体を取り扱うほか、Simフリーも対応している。
 フォーチュンインターナショナルはエックスモバイルの販売代理店として展開。Simカードやスマホ本体を、約4000人いる会員に、NBの仕組みで販売する。同社は販売実績に応じてエックスモバイルからインセンティブを受け取る。
 初回申し込みや通話プラン、キャリアの継続期間、スマホ本体の購入などに応じて、ポイントを給付する。同社の報酬プランは60%の還元率ということで50%は契約者本人に、10%は上位会員に還元される。継続期間中は、毎月ポイントを給付する。
 フォーチュンインターナショナルを通して「もしもシークス」を契約すると、量販店やキャリアショップなどで契約するよりも割安になる。
 同社の会員でなくても契約することができるため、新規顧客の獲得にも期待を寄せている。
 特商法が適用される商品であるため、クーリング・オフが発生した際は生活日用品の販売などと同様、20日間まで対応する。
 同社は生活必需品全般を販売しているため、スマホは同社の社風に適している商材だという。組織が拡大している中、会員へのサービスを充実させたい考え。
 スマホを取り扱うことについて、「オリジナル商品にこだわらず、会員が欲しいと思える仕入れ品でNB事業を展開している。LINEなどを活用することで、グループ間の交流が活発になるツールにもなるのではないか」(深居利基専務)と期待を寄せている。
 また「スマホを使ったことがない人には詳しい会員が操作説明に協力してもらうなどして、人とのつながりがあるNBならではの強みを生かした事業にしたい」(同)と意気込みを話した。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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