楽天×日本郵便/再配達の削減に連携強化/ポイント付与や送り先指定など

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 楽天と日本郵便(JP)は4月6日、不在による再配達の削減に向けて配送と荷物の受け取りの効率化で連携を強化していくと発表した。具体的な施策として(1)郵便局、コンビニ、受け取り専用ロッカー「はこぽす」「楽天BOX」などのサービス拡充(2)玄関先やガレージなど、インターホンを鳴らさなくても受け取れるよう指定した場所に配送するサービス(3)届ける時間の細かな通知サービス(4)1回で受け取った顧客への「楽天スーパーポイント」の付与ーーーを挙げた。共同の施策を推進するため、「楽天市場」の出店者に対しても特別価格の配送料の提案を行うとしている。
 JPによると、再配達率が現在約20%ある一方で、郵便局、コンビニ、受け取り専用ロッカーなどの利用率はまだ3%に満たないという。
 JPは4月25日から9月末まで、通販で購入した商品を郵便局、コンビニ、「はこぽす」で受け取ると、「Ponta(ポンタ)ポイント」「WAON(ワオン)POINT」「dポイント」「エコ・アクション・ポイント」が付与されるキャンペーンを実施する。
 ここに「楽天スーパーポイント」も加わる形だが、楽天は1回で受け取った顧客にポイントを付与する独自の施策も検討している。
 楽天とJPは15年4月に「はこぽす」を設置してから再配達削減に向けて共同で取り組んでいる。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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