スタートトゥデイ/初のPB販売を表明/IoT活用した世界初の試み

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む

 ファッションECモールを運営するスタートトゥデイは2月17日、初のプライベートブランド(PB=自主企画)商品を販売する計画を明らかにした。前澤友作社長がSNSを通して表明した。同社も「PB商品の計画については事実」(広報)と認めている。前澤社長によると老若男女を対象としたICT(情報通信技術)、IoT(モノのインターネット)を活用した商品で、世界初の試みなるという。
 前澤社長はツイッターで「ずっと準備してきたPBがファッション業界の常識や慣習を転覆させる前代未聞のブランドになりそう」とコメント。現時点で発表できる内容として(1)世界初の試みになる(2)ICT、IoTを活用(3)企画開始から6~7年が経過(4)老若男女が楽しめるーーーなどと紹介した。
 同社の広報は、「前澤がコメントした以上のことはまだ明らかにできない」と話す。商品の具体的な内容や発売時期なども不明だ。
 EC業界では前澤社長のコメントがさまざまな憶測を呼んでいる。「昨年出資したセンサー会社の技術を利用し、服自体が来ている人の行動を記録するウェアラブル端末になるのではないか」(ファッションEC支援企業社長)という見方もある。
 同社は昨年6月、ニュージーランドのソフトセンサー開発のストレッチセンサー社に出資した。ストレッチセンサー社は伸縮自在のソフトセンサーを開発しており、そのセンサーを服に縫い付けて着用することも可能だという。
 ただ、PBのプロジェクト自体は6~7年前から開始しているという。ストレッチセンサー社の技術がPB商品に用いられるかは憶測の域を出ない。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

Page Topへ