三井製糖/ニュートリーを買収/介護食品分野に進出<全文>

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 「スプーン印」で知られる製糖メーカーの三井製糖は10月31日、介護食のカタログ通販などを行うニュートリー(本社三重県、川口晋社長)の発行済み株式51・0%を取得し子会社化した。
 三井製糖グル―プでは、砂糖消費が減少傾向にある中、「新規分野への挑戦も重要な経営課題の一つとして掲げていた」(広報)。そうした中、介護食品分野でノウハウを持つニュートリーを子会社化することになったという。
 三井製糖では、ニュートリーの「栄養素補給」領域において、砂糖および各種食品素材事業とのコラボレーションを図っていく考え。「嚥下サポート」領域では、三井製糖の寒天事業とのコラボレーションをを検討しているという。
 ニュートリーでは「両社の持つ製造ノウハウ、開発技術、関連製品および営業ネットワーク等を活用することで、さらなる成長を目指す」(広報)と言う。
 今回の子会社化による、ニュートリーの社長変更はないという。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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