ダスキン/家庭訪販は前期比5%減に/主力のモップが振るわず

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 ダスキンの14年4―9月期(中間期)におけるクリーンケア事業の売上高は、前年同期比1.6%減の541億3700万円だった。家庭訪販事業は主力のモップの新規顧客開拓が進まず、前年同期比5.0%減だった。
 家庭訪販事業は、フロアモップ「LaLa」、ハンディモップ「shushu」、置き型式掃除機の3点をセットにした「おそうじベーシック3」の提案活動に注力。しかし、前年同期と比べ、ショッピングモールや地域のスーパーマーケットでの「オタメシ祭り」の開催数や個別の訪問活動量が減少したことで、新たな顧客獲得が進まず顧客数が減少した。
 商品別にみると、販売に注力した「おそうじベーシック3」、リニューアルした芳香剤「ピュアコロン」、「ハローキティの台所スポンジ抗菌タイプ」は好評だったが、その他のフロアモップ、ハンディモップ、フィルター商品等の売り上げは前年同期を下回った。
 役務提供サービスについては、エアコンのクリーニングサービスが前年同期を上回るなど好調だった。サービスの際に使用する資器材、薬剤の売り上げが、消費増税前の加盟店の駆け込み仕入れの反動により減少したものの、家事代行などの家庭向けサービスが順調に推移。加盟店からのロイヤルティ売上高が増加したことで、前年同期に比べて微増となった。化粧品や健康食品を販売する「H&B(ヘルス&ビューティ)事業」の売上高は増収だった。

(続きは本紙11月13日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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