アテニア/ブランド再生、始動/ウェブ軸に販促、商品刷新

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ブランド再構築について説明する須釜憲一社長

ブランド再構築について説明する須釜憲一社長

ファンケルグループのアテニア(本社神奈川県、須釜憲一社長)が、ブランド再構築に向けて本格的に始動した。主力商品の美容クリームをリニューアルしたほか、SNSの利用などウェブを軸としたプロモーションを展開する。創業時に掲げていたコンセプトの軸がぶれた結果、近年は独自性や競争力が薄れ業績が低迷していた。ブランドコンセプトの確認・徹底など全社的に原点回帰を図り、業績拡大につなげていく。(8面に関連記事)
 ブランド再構築の一環として11月18日、主力の夜用美容クリーム「インナーエフェクター」をリニューアル発売する。肌の再生力に影響を与える独自の複合成分や高機能な成分を配合。従来と同じ1万2960円(税込み)で売り出す。
 主力商品をリニューアルしたのは、「ブランドを背負う、あるいは体現できる商品が必要」(須釜社長)と判断した。リニューアルを機に商品使用者数を年間で現状の1・5倍に高めていく。
 「インナーエフェクター」の購入者は、スキンケアやスペシャルケア商品の購入につながる率が高いという。「インナーエフェクター」の顧客を増やすことで「スキンケアやスペシャルケアの購入も上がっていくだろう。売上高は使用者数以上の効果を期待している」(同)と話した。

(続きは本紙11月6日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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