楽天/6月末までに新体制移行/ECカンパニーのトップは三木谷社長

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 楽天は4月19日、社内カンパニー制の導入に伴う新体制を発表した。これまで60以上あったビジネスユニットを、インターネットサービスを9カンパニー、フィンテック(金融)を4カンパニーの合計13カンパニーとする新体制を敷く。楽天市場、楽天ブックス、物流、海外ECを含む「Eコマースカンパニー」のプレジデント(統括者)には三木谷浩史社長が就任。6月末をめどに新体制に移行する。
 社内カンパニー制の導入により、組織と人員配置の最適化を図る。各カンパニー統括者の責務を明確化し、創業当時から重視してきた「起業家精神」を活性化していく考え。こうした取り組みが創造性にあふれた技術革新につながり、顧客満足が向上するサービスの開発・提供に役立つと期待している。
 三木谷社長は、楽天マーケティング、米国の会員制オンライン・キャッシュバック・サイト「Ebates(イーベイツ)」、ECサイトの購入履歴を集約するサービス「Slice(スライス)」を含む「オープンEC・AD・アフィリエイトカンパニー」のプレジデントも兼任する。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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