静岡県/講習販売を業務停止に/3年分の健食を販売した例も

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「血管にたまったゴミを掃除してくれるので元気になる。血圧も下がる」などと効果効能を告げて、健康食品を販売していたとして静岡県は15年12月11日、3週間の短期店舗で販売していたケイショー(本社静岡県、河内智社長)に対し、特定商取引法に基づき6カ月間の業務停止を命じた。県によると行政指導などを経ないで処分に至った。
 県が認定した違反事実は(1)勧誘目的不明示(2)再勧誘(3)不備書面交付(4)不実告知(5)過量販売109640の5項目。違反が多岐にわたっていたことや、消費者被害の状況を踏まえ、行政指導を経ずに業務停止を命じた。
 県などによると、ケイショーは、3週間スパンでオープンする店舗を静岡県や神奈川県、愛知県などを営業エリアに1~2チームで展開。1カ月間店舗を借りて営業を行っていた。
 オープンの際には、100円の特売品を新聞折り込み広告に掲載し、販売会場となる店舗へ集客。会場の隅に安売りする商品が数種類置かれていたが、普通の商店と異なり、商品を多数陳列する棚はなく、客が自由に商品を選択して購入できるような店ではなかったという。

続きは「日本流通産業新聞」1月1日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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