【ネットショップサービスの正しい選び方】9 システム使用をルーチンに組み入れる

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■使わないので解約
 1年を待たずに新規導入したシステムを解約するネットショップさま。これが意外に多いのです。体感で30%くらいの確率で解約されます。クラウド型のシステムが多い昨今、初期費用も無料か安価、月額費用も手の届く範囲のため気軽に始められますが、ここ数年で契約期間も1年未満のサービスが増えたこともあり、解約も増えてきていると感じます。
 驚くなかれ、解約理由の大半が「使っていない」ということ。ネットショップさまいわく「使いこなせない」という言葉に変換されていますが、詳しくヒアリングすると「触っていない、使っていない」のです。一度使わなかった実績が記憶に刻まれると、将来的に同ジャンルのサービスを新たに使うことに強い心理的負担がかかるため非常に残念だと思います。
 ネットショップさまの置かれている状況を見ると、確かに業務量が膨大で、かつ手の空く時間を生みづらい。そして突発的業務が多いのも事実です。モールの予定外のセールイベント、注文数の突然の増加や天候の影響、売り上げ目標の進捗状況(このままいくと未達だから新商品を多くアップしなきゃ…)などにより、日々の業務の優先順位はコロコロと変わります。
 受注処理や出荷対応などをフロント業務スタッフが兼務している場合などなおさら。ECの運営というのは私自身も経験がありますが、本当に大変で多忙な事業だと日増しに感じます。
 話は全く変わりますが常々メタボな私は珍しく健康のために何か運動でも始めるか119643という気持ちになっているのですが、どうにも気乗りしません。単純に面倒臭いのですが、運動における三日坊主の自分をよく知っているので(家には衝動買いで購入した使わない健康器具が山ほどあり、妻には白い眼で見られています)、継続できないだろうと思うことに時間を使いたくないのです。

(続きは、「日本ネット経済新聞5月26日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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