【中国「深圳」で見たイノベーション】連載2 アリババの最先端ネットスーパー

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アリババのスーパーの様子

アリババのスーパーの様子

 前回は、世界で今、優秀な人材が集まり「IoT」「モバイル決済」を中心に日本の5倍の進化を遂げている深〓の概況についてお伝えしました。今回は中国ECの巨人として君臨する「Alibaba(阿里巴巴、アリババ)」が出資し、運営も手掛けている最新型の生鮮スーパーを現地で見て感じたことをお伝えします。
 アリババといえば中国ECで、淘宝(タオバオ)、天猫(Tモール)のプラットフォームを提供し、中国EC市場において60%以上のシェアを持っています。越境型モデルの「天猫国際(Tモールグローバル)」も提供しており、日本や世界の商品を販売するプラットフォームであるというのはご存知かと思います。そのアリババの成長を加速させているのが、決済サービス「支付宝(アリペイ)」です。

■ネット・店・倉庫が一体化

 そのアリペイやモバイルECの仕組みを活用した、新しいモデルの生鮮スーパーが「盒馬鮮生(ハーマーシェンシャン)」です。店舗から3キロ以内の届け先のネット注文には30分以内で届ける点に特徴があります。日本で例えるとネットと実店舗を連動させる「オムニチャネル」モデルを持った「ネットスーパー」になるかと思いますが、日本のモデルとは異なる進化をしています。
(続きは、「日本ネット経済新聞」2月1日号で)

<執筆者略歴>
株式会社いつも.グローバルEC事業部部長
  立川 哲夫(たつ  かわ・てつお)
 東証1部上場の経営コンサルティング会社にて、事業再生や新規事業戦略案件に携わった後、株式会社いつも.にて、大手・中堅企業のEC事業参入のコンサルティング支援を行う。最近は、米国や中国視察を行いながら、グローバルEC戦略立案と中国モール向け越境EC参入サポートを行っている。
 http://itsumo365.co.jp

アリババのスーパーの様子

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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