《新連載》【中国「深圳」で見たイノベーション】優秀な人材集まり、日本の5倍速で進化

  • 定期購読する
  • 業界データ購入
  • デジタル版で読む
発展する深圳は高層ビルが並ぶ

発展する深圳は高層ビルが並ぶ

 昨年末、「IoT」を中心に世界で一番スピード感があり、「ハードウエアのシリコンバレー」と呼ばれる中国の深圳に訪問して感じた、ITビジネスの最先端や、Eコマースの動向について共有しつつ、日本のEコマースに与える影響について予測したいと思います。
 弊社の中国EC運営チームのオフィスも深圳にあり定期的に訪問はしておりましたが、今回は現地のビジネスの状況に精通した方々と一緒に、4日間にわたり注目企業や施設を訪問しました。深圳市の人口は約1400万人で香港にも近く、北京・上海と並ぶ中国の発展を象徴する都市として位置付けられています。

■スピード進化の理由は

 今回一番感じたことは「ここ1年の進化がスゴイ」ということです。そのスピードは米国のシリコンバレーの4倍ともいわれ、日本が5年以上かかるようなことが深圳ではたった1年で起きているようなイメージです。
 このスピード感の理由は、ここ1、2年で中国の、いや世界の優秀な人材が集積していることです。都市自体がIoTを中心にビジネスを加速させるシステム(エコシステム)を持っていることも背景にあります。

(つづきは、「日本ネット経済新聞」1月25日号で)

<執筆者 略歴>
株式会社いつも.グローバルEC事業部部長
  立川 哲夫(たつ  かわ・てつお)
 東証1部上場の経営コンサルティング会社にて、事業再生や新規事業戦略案件に携わった後、株式会社いつも.にて、大手・中堅企業のEC事業参入のコンサルティング支援を行う。最近は、米国や中国視察を行いながら、グローバルEC戦略立案と中国モール向け越境EC参入サポートを行っている。
 http://itsumo365.co.jp

町中のいたるところに「シェアサイクル」

露店でもQRコードでスマホ決済できる

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

Page Topへ