【越境ECなんでも相談箱】第3回 中国向け越境ECの通関はどのようなものがありますか?

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”通関は2種類、今後も検査は厳しさを増す”

 BENLYの辰島です。
 現在、中国向け越境ECには、日本から商品を直接エンドユーザー向けに配送する「直送モデル」と、中国の保税倉庫を利用した「保税区モデル」があります。
 「直送モデル」の通関タイプには、行郵税通関と三単合一通関の2種類ありますが、今回は行郵税通関の説明をします。
 小規模の中国向け越境EC発送で一番ポピュラーな日本郵便の国際スピード郵便(EMS)は行郵税方式です。B2C、C2Cのどちらにも対応できます。
 現行の税率は、15%、30%、60%の3段階となっています。食品や本、コンピューター、デジカメ、ベビー用品、玩具などは15%、洋服やバッグ・財布、スポーツ用品、釣り用品、自転車、小物家電などは30%、タバコ、ワイン、ゴルフクラブ、高級時計、化粧品、香水などは60%の関税が適用されます。関税額が50元以下は免税となります。

(続きは、「日本ネット経済新聞」10月12日号で)


【プロフィール】
BENLY 国際物流部 辰島直樹部長
 米国の大学を卒業後、フェデックス、UPSジャパンでグローバル営業を担当、その後、三井倉庫フィリピン取締役などを経て現職。


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記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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