【売れるECサイトは押さえている 決済会社が語るWEB広告の勘所】第3回 今すぐできる新規ユーザー獲得施策

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■Googleショッピング広告
 前回、ECサイトの売り上げを上げるためには新規ユーザーの集客も大事であるというお話をしました。今回はその実践編として、今すぐできる新規ユーザー獲得施策をご紹介したいと思います。
 それは「Googleショッピング広告」の活用です。
 「Googleショッピング広告」とはリスティング広告の一つで、ユーザーの検索内容に合わせて商品を画像で訴求する広告です。商品のデザインや色・価格などの情報が掲載されます。
 商品を検索したときに、パソコンでは上部や右側に、スマートフォンでは検索窓のすぐ下に出てくる画像がそれにあたります。
 商材によって異なるのですが、例えば、私たちがウェブ広告をお手伝いさせていただいているアパレルECサイトでは、ブランド・社名などの指名検索を除くワードでのリスティング広告における、サイトに初めて訪問する新規ユーザーの比率は平均70%を超えています。
 さらに、画像や価格などの情報掲載がある「Googleショッピング広告」は、通常のテキスト広告よりもクリック率が高い点、参入サイトがテキスト広告よりも少なく費用対効果が合いやすい(クリック単価が安価になる場合が多い)点から、テキスト広告よりも新規ユーザーの獲得に向く傾向があります。

■商品から広告掲載が可能

 それほどに新規ユーザー獲得に効果がある「Googleショッピング広告」ですが、先ほど述べましたとおり、参入サイトはテキスト広告より少なく、他のウェブ広告に比べてもまだ導入率が低いのが現状です。
 お客さまからは「難しそう」「大変そう」というお声を聞くので、ハードルを高く感じられているのかもしれません。

(続きは、「日本ネット経済新聞」8月24日号で)



《プロフィール》
 小沼晃子(こぬまあきこ)氏
 総合決済サービスを提供するGMOペイメントゲートウェイでは、決済サービスをご利用のお客さまのECサイトが伸びてほしいという思いから、集客支援部にてWEB広告などの売り上げ向上サービス「GMO―PG集客支援サービス」を提供している。集客支援部の課長として、「決済×WEB広告」をキーワードに広告運用・分析で、現在約500店のEC事業者の売り上げをお手伝いする。自社開発のデータフィード最適化ツールも提供中。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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