【もち吉 通信販売部門 川端宣智部門長】 〈「巣ごもり需要」捉えEC売上40%増〉サイト刷新、SNSでEC売上伸長

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 米菓の通販を手掛ける、もち吉(本社福岡県、森田長吉社長)は19年初旬に、自社ECサイトを刷新した。リニューアルにより、サイトへのアクセス数が前年実績の1.5倍に増加している。今春からは「巣ごもり需要」を捉えて、今年4~8月の5カ月間のEC売り上げが前年同期間比で40%増となった。コロナ禍の影響で、お中元のEC売り上げも前年実績より45%増となった。20年度や足元の業績、年末商戦の戦略などについて、通信販売部門の川端宣智部門長に聞いた。

 ─20年2月期の売り上げは。
 通販全体で見ると、前期比1%増の19億円でした。ネット通販の売り上げは、毎年伸びています。9月16日時点で自社ECサイトの会員数は6万人を超え、リピート購入も増えています。一方で、年配の顧客を中心に新聞広告やカタログからの購入が減少したので、全体で横ばいになりました。
 21年2月期は、新型コロナウイルスの感染拡大による「巣ごもり需要」の拡大や、SNSとECの連動でさらに業績は伸長すると見込んでいます。


■インスタ活用で認知拡大へ

 ─SNS企画ではどんなことを行っていますか。
 もち吉の商品を購入し、インスタグラムやツイッターで「#もち吉もぐもぐ」とハッシュタグ付けをした顧客の中から抽選で200人にオリジナルのエコバッグをプレゼントするキャンペーンを実施しています。
 SNSでのフォロワーが増えるだけでなく、投稿が口コミの役割を果たし、新規顧客の獲得と商品販売につながっています。
 ─自社ECサイトの刷新の効果は。

(続きは、「日本ネット経済新聞」10月22日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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