【ルコリエ 細野裕平社長】〈ジュエリーのECサイトを運営〉 50カ国訪れた”旅人”が事業を強力に牽引

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NHK大河ドラマ「真田丸」に出演した際の細野社長

NHK大河ドラマ「真田丸」に出演した際の細野社長

 07年から楽天市場でジュエリーのECサイトを運営するルコリエ(本社東京都、細野裕平社長)は、楽天市場のジュエリー部門のランキング上位の常連企業だ。多くのファンから支持されており、現在、全体の購入者の約6割がリピーターだという。アイデア商品の開発にも定評がある。同社の細野社長は、これまで累計50カ国を訪れたという、筋金入りの”旅人”だ。「南極に行きたい」という理由で大手企業マイクロソフトを退社したという、ユニークな逸話の持ち主でもある。決断力・行動力で同社を強力に牽引する、細野社長に話を聞いた。

■「人」に強い興味

 ─細野社長のこれまでの歩みについて教えてください。
 「人」に強い興味があり、50カ国以上の国を訪れるなどして、より多くの人や文化に触れ合う機会を作ってきました。英語、中国語など、語学を精力的に学んでおり、人生を通して役に立っていると思っています。
 慶應義塾大学法学部に在学中は、スタンフォード大学に短期留学しました。世界最高レベルの学びの場で、優れた人たちと触れ合った時間は非常に刺激的でした。大学時代は数カ月ごとに海外旅行へ出かけていました。元バックパッカーでもあります。大学で仲良くなった友人の祖国の家で、長期滞在することも多かったです。ご飯や住まいを提供してくれるのでありがたいですし、より深くその国の文化や人間関係に触れることもできました。
 卒業前には、当時勉強中だった第二外国語である中国語を磨く目的もあり、米国バーモント州に1年間留学しました。留学先では国際政治から、環境問題、中国語、マッサージに至るまで、幅広い分野を学びました。一つの授業につき、予習で目を通す必要のある参考図書は平均7冊ほど。英語のレポートも、誤りを修正しながら何度も提出するなど、ハードでしたが充実した学びの機会を得られました。何より、いろいろな生き方や考え方の人に出会い、共に学べたことは大きな財産となりました。中国語は今の仕事でも、真珠などの商品の仕入れを行う際などに活用しています。

(続きは、「日本ネット経済新聞」9月24日号で)


記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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