Bsmo(ビスモ、本社東京都)は、カラーコンタクトレンズやジュエリーのECサイトをグループで運営し、SNSを活用したターゲティング広告に特化したD2Cを展開している。18年11月に、カラーコンタクトレンズのグローバルブランド「Ove(オヴィ)」を立ち上げ、ECサイトで販売を開始。グッドデザイン賞を受賞するなど、デザイン性の訴求で差別化を図っている。清水社長にD2C事業の戦略や今後の事業戦略について話を聞いた。
■SNSマーケに特化して
─ビジネスにおける経歴を教えてください。
2003年にコンタクトレンズの販売会社として「アジアネットワークス」という会社を立ち上げました。直販事業に加え、大手レコード会社など多くの企業のウェブマーケティングの運用を手掛ける中で、2015年にフェイスブック広告と出会い、SNSに特化したマーケティング事業をBsmoとして法人化しました。
その後は、企業にSNSマーケティングを提案して、海外のSNSマーケティングの現状も学んできました。米国・シリコンバレーでは、SNSマーケティングに特化することで業績を伸ばすD2C企業が多くあることも分かりました。こうした状況と比べて、日本国内の企業とのギャップを感じました。
まずは、自社でグローバル展開を見据えたEC事業を立ち上げようと考え、18年にグループのECをSNSマーケティングの運用を手掛ける事業にシフトさせました。
当社のグループ傘下には、食品を店舗やECで販売する「浅草農園」を運営する大福(本社東京都)、カラーコンタクトレンズの販売を手掛けるANW(エー・エヌ・ダブリュー、本社東京都)、ジュエリーのECを手掛けるL&CO JAPAN(本社東京都)があります。この3社は、すべてSNSマーケティングのみで訴求し、D2Cモデルとして展開しています。
─どんな成果が出ていますか。
三つのコンタクトレンズブランドを手掛けるANWで、すでに具体的な成果が出ています。
(続きは、「日本ネット経済新聞」2月6日号で)
〈プロフィール〉
清水正(しみず・ただし)氏
九州国際大学卒。2003年アジアネットワークスを設立。カラコンブランド「エンジェルカラー」を立ち上げる。17年に中国、台湾でコンタクトシェア1位の永勝光学(台湾)とエイショウ光学(日本)によるジョイントベンチャーを立ち上げ、ファウンダー、取締役として経営に携わる。14年に「株式会社Bsmo」を設立し、SNSマーケティングにおけるグロースハックコンサルティングを行う。
1973年生まれ、福岡県出身。
【Bsmo 清水正代表取締役】 〈カラーコンタクトレンズ「Ove(オヴィ)」をEC展開〉グローバルD2Cを本格加速へ
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