【plube 鈴木卓人取締役社長、入山育司取締役】顧客満足追求で2桁増収海外も視野

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 対戦型のTCG(トレーディングカードゲーム)の買い取り・販売を行うECサイト「遊々亭(ゆうゆうてい)」の運営を行うplube(プルブ、本社東京都、鈴木卓人社長)が成長している。19年6月期の売上高は、前期比56.8%増の8億5800万円だった。今期も前期比20~30%の増収を見込んでいる。TCGの取り扱い数を増やすだけでなく、サイトを「攻略情報サイト」としても構築し、月間PV数は900万に達するという。単なる買い取り・販売のサイトでなく、顧客が満足するサイトの追求が、売り上げにつながっているという。今年中には、海外展開も視野に入れている。成長要因などについて、鈴木卓人取締役社長と入山育司取締役に聞いた。

 ─TCGの市場規模について聞きたい。
 鈴木 対戦型のTCGはニッチなマーケットだが、一次流通で1000億円の規模がある。二次流通は一次流通より若干下がるくらいのマーケット規模だろう。TCGは国内の人気にとどまらず、アニメと同様、種類によっては海外で人気が出ているシリーズもある。そういったアニメ市場と相関し、TCGは、引き続き成長していく市場だと判断している。


■攻略情報で差別化

 ─顧客満足を追求した施策をとっていると聞くが。
 入山 当社のECサイトは、TCGの対戦をより楽しんでもらうため、TCGの攻略情報も提供している。これにより、顧客の満足度を上げている。

(続きは、「日本ネット経済新聞」1月23日号で)

〈プロフィール〉

鈴木卓人氏(写真左)
 06年SBIホールディングスへ入社。金融やヘルスケアの新規事業立ち上げ、M&Aアドバイザリーに従事。M&A実行後の事業計画書策定や計数管理等の経験も積む。SBIインベストメント、SBI証券を経て、16年にスカラの事業開発部長就任(現任)、17年plube取締役社長就任(現任)。18年にスカラネクスト取締役就任(現任)

入山育司氏(写真右)
07年4月、SSCに入社。09年8月、plubeを創業。現在、システム開発(PHP、HTML、JavaScript、MySQL)およびサーバ管理(Linux)を担当。

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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