【CODESHARE 南出憲吾取締役副社長】〈ファッションEC特集〉/ 〈EC特化で売上60%増ペース〉CRM目線のライブ配信で会員150万人超

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 ECに特化したファストファッションブランド「fifth(フィフス)」を展開するCODESHARE(コードシェア、本社東京都、江島晋一代表)は、デジタルネーティブなブランドとして、インフルエンサーやSNS、ライブ配信を駆使し、集客だけでなくCRMにも成功している。13年4月にブランドを立ち上げ、高成長を続け、近年は前期比60%増のペースで売り上げを拡大。「インスタグラム」のフォロワー数は77万人を超え、ECサイトの会員数は150万人を超えている。実店舗を持たずにデジタルマーケティングで成長を実現しているポイントについて、取締役副社長の南出憲吾氏に聞いた。

 ─インフルエンサーを活用したブランドは増えているが、成長は早くても長続きしていない印象がある。「fifth」もインフルエンサーを活用しているが、成長を継続できているのはなぜか。
 インフルエンサーがプロデュースしたブランドは、そのインフルエンサーの影響力の範囲がブランドの限界値になってしまう。「fifth」はインフルエンサーがプロデュースしたブランドではなく、ブランドとしてコラボという形でインフルエンサーを活用している。
 インフルエンサーが前面に立つと、その方のファン以外の顧客が取れなくなる。ただ、立ち上がりは早く、10億円規模までの成長を目指すのであれば、そのやり方もありだと思う。アパレル業界のブランドライフサイクルはそこまで長くはないので、割り切ってやるのも一つの手だ。ただ、「fifth」はそういう考えではない。
 ─インフルエンサー活用以外に「fifth」が強みとしている点は。

(続きは、「日本ネット経済新聞」11月28日号で)

〈プロフィール〉
南出憲吾(みなみで・けんご)氏
 早稲田大学理工学部の大学院を修了後、アクセンチュアを経て、靴のECサイト「ロコンド」の立ち上げに参画。その後、「RUNWAY channel」など数社のアパレルECの立ち上げを経験し、「fifth」を運営するCODESHAREを設立。「fifth」の成長ノウハウを生かし、他社のEC売り上げ拡大を支援するECソリューション事業も立ち上げた。

スタッフによるライブ配信の様子

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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