【インタビュー】 〈フルーツ青汁で急成長〉メディアハーツ 三崎優太代表取締役/今期売上高200億円突破へ

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 健康食品の通販を展開するメディアハーツ(本社東京都、三崎優太社長)の売り上げが急成長している。17年9月期の通販売上高は前期比539%増の131億円。14年に立ち上げた自社ブランド「FABIUS(ファビウス)」の「すっきりフルーツ青汁」をはじめとした既存商品が売り上げをけん引した。バックヤード業務が多忙を極め、新商品を打ち出せずにいたが、18年9月期は約2カ月ごとに新商品を発売。「ファビウス」の商品数は20品目となっている。事業拡大とともに、アフィリエイト活用の仕方や、類似商品の出現には危機感を抱き、知的財産保護にも力を入れる。「来期(19年9月期)は売上高200億円突破を目指す」と語る三崎社長に、これまでの取り組みや事業展望を聞いた。(取材は18年9月に実施)

■パクリ文化に違和感
 ─経営戦略として重視していることは何ですか。
 当たり前ですが、マーケット内での優位性を重視しています。詳細なことは言えませんが、通販にまつわる重要なファクターにおいて、独自の優位性を確保できたことが増収につながったと考えています。
 ─「すっきりフルーツ青汁」のヒットのきっかけは何ですか。
 私がアフィリエイターだったこともあり、自ら広告宣伝活動をしていました。その後、広告費を膨大に投資して「フルーツ青汁」というジャンルのトレンドを作ったと自負しています。在庫が切れたり、箱を自分たちの手で折って梱包したりしたときの苦労は今でも覚えています。ただ、「すっきりフルーツ青汁」については、失敗したこともありました。
 ─何が失敗でしたか。
 類似商品が多く出回ったことです。当社の投資によりトレンドができた後、模倣活動が加速したときがあり、複雑な感情を抱きました。模倣行為をする企業の中には上場企業があり、ネットで売れている商品の類似商品を廉価で販売する企業も多い。そうした状況が、パクリ文化を醸成していると感じます。
 知的財産の保護は、健康食品業界では重要なテーマです。当社では知的財産管理部門を新設し、類似商品について追及する体制を整えました。他社では類似商品に関連した訴訟が起こっていますが、そうした活動はどんどんやるべきだと考えています。
 今年4月に発売した「KUROJIRU(くろじる)」は、フルーツ青汁での経験を生かしています。「KUROJIRU」は商標登録を取得できる見通しで、成分配合の技術には特許もあります。「KUROJIRU」の知的財産は最大限守れていますが、今後模倣する事業者が現れた際には徹底的に争います。知財を保護し、争う姿勢を見せ、各社が企業努力でより良い商品を作っていけるような土壌作りに貢献したいです。

■広告表現を改善
 ─今期の重点施策と、業績の見通しは。

(続きは、「日本ネット経済新聞」10月11日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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