【ロフト 菅野弘太郎 執行役員ネット販売部部長】コンテンツを強化、売上高7割増

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すがの・こうたろう氏

 ロフト(本社東京都、安藤公基社長)の18年2月期におけるEC売上高は、前期比70・6%増の10億200万円だった。ECサイト、公式アプリで配信するコンテンツを強化。閲覧者がそのまま商品ページに遷移する導線を設けることで、ECの会員数が増加した。アプリのダウンロード(DL)数は400万DL近くに達している。SNSと連動したリアルイベントの実施、インフルエンサーを起用したライブコマースへの参入など個人の影響力にも目を向ける。ロフトの執行役員で、EC事業を運営するネット販売部の菅野弘太郎部長にEC成長の理由や事業展望について聞いた。


■会員数は1.7倍

 ─増収要因はどこにあったと分析していますか。
 コンテンツ強化によるEC会員数の増加が要因です。特集など何かしらの編集を加えたページの数は前の年と比べて2倍の190ページほど。EC会員数は、前の年と比べて1・7倍の40万人に拡大しました。コンテンツにより、売り場の導線や買い物のしやすさが格段に良くなっています。
 雑貨の買い物の楽しさは、比較・検討ができたり、使うところが想像できたりすることです。そのため、商品の使い方を紹介するコンテンツを増やしました。特集ページや「コトキジ」と呼んでいる記事をロフト公式アプリやウエブサイトでほぼ毎日配信しています。
 SNSでも情報を拡散し、ユーザーのスマホに届けます。コンテンツに設けたECサイトへの導線により、閲覧者がECサイトや実店舗を訪れる動きが活発になりました。当社しか扱っていない商品が少ないので、なるべくタイムリーに情報発信するように心掛けています。公式アプリのDL数は400万DL弱となっており、チラシの役割を果たしています。
 ECサイトでは御朱印帳を販売しています。夏休みは御朱印帳の集客力があり、インスタグラムを見ると御朱印長というハッシュタグが付いた投稿は87万件。甲子園というハッシュタグが付いた投稿は53万4000件です。御朱印帳の方がトレンドワードなのです。
 実店舗の販売状況も好調なので「コトキジ」に御朱印帳のもらい方などをまとめたコンテンツを配信しました。「コトキジ」に協力していただいたインフルエンサーにもSNSでの拡散をお願いしています。ECサイトはランディングページとして機能します。情報配信した後、EC・実店舗を合わせた御朱印帳の売上高は1・4倍になりました。

(続きは、「日本ネット経済新聞」8月30日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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