【エービーシー・マート 小島穣 取締役 経営企画室長兼システムEC部長】オムニ化でさらにEC拡大へ/EC売上70億円に到達

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小島穣 氏

 エービーシー・マートのEC事業が拡大している。17年2月期のEC売り上げは前期比約30%増の約70億円だった。EC単体ではなく、実店舗も融合したオムニチャネルによる展開でさらなる成長を目指す考えだ。今後は実店舗の在庫をECに充てていくほか、メーカーが持つ在庫を顧客に直接届ける仕組みの構築を図る。前期からの取り組みや今後の事業戦略などについて、小島穣取締役に聞いた。

■ゾゾ売上が伸長

 ーーー17年2月期の業績を教えてください。

 前期のEC売り上げは前期比約30%増となる約70億円でした。当社単体の総売り上げは同2.7%増の1789億3000万円で、総売り上げに占めるEC売り上げの比率は約4%。前々期の比率は約3%だったので、EC売り上げは順調に推移しました。

 ーーー増収の主な要因は。

 15年から出店しているゾゾタウンの店舗がフル稼働してきたことに加え、店頭にない商品を来店客がネット通販の在庫から注文できるオムニチャネル型サービス「iChock(アイチョック)」が普及してきたことにより機会損失を削減することができました。
 現在、楽天市場、ヤフーショッピング、アイルミネ、ゾゾタウンの4モールに出店していますが、ゾゾタウンでの売り上げは当社のEC売り上げの2割強となっています。
 ただ、基本的には自社ECサイトを重視しており、今後も強化していきます。現在、自社サイトでの売り上げはEC売り上げ全体の約5割を占めています。サイトの会員数も増加しており、約40万人となっています。

 ーーープライベートブランド(PB)商品の売れ行きは。

 現在、靴だけで約8000SKUを取り扱っており、そのうち約3割がPB商品となっています。4年目に突入したスニーカーブームの影響もあり、ナショナルブランド商品の売れ行きが特に順調です。当社のPB商品の売り上げ構成比は比較的低い時期にあります。

(続きは、「日本ネット経済新聞」5月25日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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