ハモンズ(本社大阪府、瀬川直寛社長、(電)06―6225―3051)が提供する、在庫最適化支援のクラウドサービス「「FULL KAITEN(フルカイテン)」が大きな反響を集めている。昨年10月に本格提供を開始し、問い合わせがあった企業の約7割が成約に至っている。不良在庫を50%削減し、収益性の改善に成功した導入企業もある。
「フルカイテン」はECサイトの受注・在庫・商品データを用いて、在庫の収益性やリスクを可視化できる。「在庫の収益性を可視化するツールはEC業界初」(瀬川社長)と言う。
導入企業は商品ごとの売上総利益や販売実績を基に、在庫の現状を分析できる。セールでの値引き設定の最適化や、収益力を高めるためのセット商品開発にも役立つ。すぐに仕入れるべき収益貢献度の高い商品も一目瞭然であるため、仕入れ業務の効率化にも活用できる。
「商品ごとの収益性を正確に把握せずに、何となくセール商品を決めている中小のEC企業は多い。当社もベビー用品のECサイトの売り上げは伸びていたが、利益を確保できずに苦しんだ時代があった。在庫の収益性を把握し、管理できる仕組みを導入したことで利益を伸ばすことができた」(同)と話す。
在庫データは一元管理システムとの連携やCSVファイルにより取り込むことが可能だ。導入企業の状況に応じて柔軟に対応している。
初期費用は10万円、月額利用料は5万円から。導入後は操作方法を個別に指導したり、実データを用いたワークショップを開催。運用開始後も同社のカスタマーサクセス担当が改善案を提案するなど、導入企業を成功に導くサポートを実施している。
【18年のブレイクサービスはこれだ】ハモンズ<在庫最適化サービス「FULL KAITEN」>/不良在庫を50%削減/問い合わせ企業の7割が成約
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