【18年のブレイクサービスはこれだ】コスモス・ベリーズ<家電仕入れ支援>/ECに家電仕入れを提案/在庫持たずに販売が可能に

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 ヤマダ電機の100%子会社でボランタリーチェーンを展開するコスモス・ベリーズ(本社愛知県、三浦一光会長、(電)052―774―2641)は、加盟するECで家電を購入したユーザーに対する修理やアフターフォローを手厚くしている。同社に加盟する事業者は、楽天市場やヤフーショッピングなどECモールに出店する店舗にも広がっている。ここ数年、新規加盟店はネット通販事業者が目立ち、新規加盟店の3割をECが占める。ECへの提案をさらに強化する考えだ。
 同社では、月1万円の費用で在庫を持たずに家電製品を安定的に仕入れることができる事業を展開。加盟店は81業種1万795店(17年12月31日現在)に達している。
 仕入れが可能な商品は、国内メーカーや海外メーカーの家電全般。仕入れの量に関係なく、均一価格で仕入れることができる。ヤマダ電機の店舗をショールームとして活用でき、顧客との商談に利用できる。
 加盟店は「テックランド」から直接仕入れる「直取り」を利用すれば、急な仕入れにも対応できるため顧客満足度向上につながる。大型家電品の場合、配送から据え付け工事まで対応できるサービスの人気も高いという。
 加盟店向け情報ツール「ふれあいPad」は、顧客先での商談に役立つ情報端末として機能している。さらに「家電プロPad」の専用サイトでは、中小メーカーによるこだわりの商品情報を詳しく紹介している。「商品を使用した顧客の声」「修理情報」など家電に必要な情報も発信している。
 同社のネットワークの一つ「修理サービスネットワーク」では、全メーカーの修理対応に向け、サービスマンの研修制度を導入し、IoT時代に対応できるサービスマンを養成している。
 また、地域の電気店や修理ができる業者をネットワークしている日本家庭電化製品修理業協会(J―HARB)とタイアップし、同協会の修理サービスアプリに顧客が登録することで修理業者とマッチング、全国全メーカーの家電品の修理を行うシステムの活用も検討中。18年5月から本格稼働を予定している。

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