阪急阪神東宝グループのユミルリンク(本社東京都、清水亘社長、(電)03―6820―0515)は、メール配信システム「Cuenote FC」による月間メール配信件数が36億通に達した。導入企業は5月末で1100社に拡大。大量のメール配信を必要とする大手企業のほか、中小EC企業の導入も増えている。マーケティングツールの多様化に伴い、よりシンプルで顧客にアプローチしようと、メール配信を見直すEC企業が増えている背景もある。今後、バージョンアップも予定しており、マーケティング機能強化に加え、中小規模のEC向けの導入促進にも力を注いでいく。
メール配信システム「Cuenote(キューノート)FC」とリレーサーバー「Cuenote(キューノート)SR―S」の2種類を提供している。
「キューノート」は、大量のメールを高速で確実に配信できるシステムで、月間のメール配信数は36億通、1時間あたり450万件の配信性能を持つ。
「キューノートFC」は、メールの効果測定や会員管理、システム連携用のAPIなども提供し、メールマーケティングも可能だ。導入金額はユニークアドレス数2000件の場合、月額で5000円。
16年9月には「Cuenote FC」の機能を拡張。デバイス別の自動配信機能に加え、Unicode絵文字対応やデバイス別レポートなどにも対応した。メールの開封やクリックなど、サイトアクセス時にユーザー情報を取得することで、端末ごとに最適なメールを自動で振り分けることができる。
レポート画面も刷新し、デバイス別、メール種類別や時系列など、メールの効果指標(開封、クリック、コンバージョン)を視覚化できる。
レコメンド機能やカート放棄対策も強化している。EC支援企業と積極的に提携し、新たな機能を自社のメール配信システムに追加している。
【敏腕サービスEC支援企業】<メール配信システム>ユミルリンク/大規模ECサイトへの導入が強み/かご落ち、レコメンド機能も連携で付加
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