ランクアップ 今期売上70億円へ 新商品と販路拡大で

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化粧品通販のランクアップ(本社東京都、岩崎裕美子社長)は15年9月期の売上高が前期比約17%増の70億円となる見通しだ。05年6月の設立以降、売上高は右肩上がりで成長している。昨年9月に投入したスティック状のBBクリーム「BBリキッドバー」は販売数が半年間で5万本を突破するなど人気商品に育っている。これまで自社通販だけで商品を販売してきたが、4月に主力化粧品「ホットクレンジングゲル」の店頭卸を開始。7月からはアマゾンへの卸も始めた。新商品と新しい販路でさらに事業拡大を図る。

時短とエイジングケアを訴求
 13年以降、商品ラインアップを拡充し、「ホットクレンジングゲル」と関連商品のクロスセルを進めている。
 13年9月に発売した、泡立てが不要で拭き取り洗顔もできる朝用洗顔「モイストウォッシュゲル」は「ホットクレンジングゲル」に次いで定期購入者数が多い商品となっている。
 「BBリキッドバー」は販売当初、クロスセル商品として展開していたが、地方局で30分間のインフォマーシャルを開始。新規顧客の獲得を狙った戦略商品となっている。
 「30秒でシミ・くすみをカバー」という訴求のもと、手軽さとカバー力を見せられるインフォマーシャルを効果的に展開している。
 同社がターゲットにしている35歳以上の女性は、仕事や子育てに忙しい。そのため、時短とエイジングケアを両立させる商品ラインアップを中心に据えている。今年8月にはコンディショナーが不要の養毛シャンプーを発売する。

(続きは日本ネット経済新聞 7月30日号で)

記事は取材・執筆時の情報で、現在は異なる場合があります。

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